函館西武など閉鎖店舗の全社員を解雇の方針
update 2003/4/23 10:24
経営再建中の西武百貨店(本社・東京)が、函館店(函館市梁川町9)など閉鎖予定4店舗の全正社員の原則解雇を検討していることが22日までに分かった。当初、契約社員は閉鎖時で契約を打ち切り、正社員は他店舗に異動させる方針を示していたが、経営再建に向けた抜本的な経営改善策として方針変更したものとみられる。
函館店では閉鎖に伴う従業員の雇用対策として、5月中旬までに再就職支援室を施設内に設置。函館公共職業安定所も臨時相談コーナーを併設し、職員を定期的に派遣、雇用相談などにあたる準備を進めていたが、全正社員解雇の動きで、雇用対策の強化を迫られそうだ。
函館店は8月末の閉店を予定。従業員は昨年12月末現在で正社員72人、地元採用の契約社員122人。
全正社員解雇の方針について、函館店では「本社から話を聞いていないので、コメントできない」とし、市商工観光部は「(西武函館店とは)常時連絡をやり取りしてきたが、本社から情報が入っていないということで、会社の動きがつかめない」と推移を注視している。
また、函館職安では「詳しい状況は分からないが、テナント、契約社員、正社員を含めて相談に応じ、再就職を支援したい」と受け止めている。
提供 - 函館新聞社
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