母の日プレゼント商戦始まる

update 2003/4/22 09:28

 5月11日の「母の日」に向け、函館市内のデパートやスーパー、小売店では母の日向けギフトのディスプレーが目立ってきた。本格的に売れ始めるのは1週間ほど前からで、ゴールデンウイーク(GW)がピークとみられている。

 母の日の贈り物は、品物、価格ともに多様化の傾向にある。従来多かったエプロン、パジャマ、ニットに加え、近年は健康グッズやブランド品も人気だ。2種類以上の品物をセットにして贈るケースも珍しくない。

 例年より1週間早く、10日から母の日向けの売り場展開を始めたのは長崎屋函館店。バッグや靴、服などは好みの多角化が進んでおり、「値段によらず、受け取る側が喜ぶ品物を贈る傾向がある。親子で着回しのできる洋服がお薦め」と斉藤直孝次長。

 テーオーデパートでは、30―40代の女性が自身の母親用に購入するケースが多い。人気はセーターやアンサンブル、パジャマ、エプロン。同店では「普段使うものを、よりおしゃれに」と、ホームウエアとしても使用できるパジャマやドレスエプロンを提案している。

 丸井今井函館店での売れ筋も、やはりセーター、ブラウス、パジャマ、エプロンなどの定番。5000円から1万円台の商品がよく売れているという。

 「父の日の贈り物を同時に選んで」と話すのは棒二森屋。母の日には定番のエプロンなどのほか、生活雑貨を贈る人も多くなっている。買い物の際、一緒に選んでもらおうと、今年から母の日と同時に父の日のギフト特集も展開し、ネクタイなどの品ぞろえを充実させる予定。

 西武函館店は、事前にインターネットを利用して行ったアンケート調査から、テーマを「癒やし」などに定め、特に人気の高かった花に力を入れる。定番の花束ほか、鉢植え、生花を真空状態にした置物も扱っている。

提供 - 函館新聞社



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