ベイエリアに新施設続々
update 2003/4/21 11:28
函館の観光名所・ベイエリア地区に新たな施設が相次いで誕生し、今年の函館観光はこれまで以上に魅力が向上しそうだ。同地区にあった遊休物件の活用にもつながっており、観光施設の充実や人気スポットの一新で、関係者はリピーターをはじめ観光客の増加を期待している。
金森商船(渡邉兼一社長)は開業15周年の節目を迎え、赤レンガ倉庫群一帯をリニューアルし、25日に「金森赤レンガ倉庫」としてオープン(一部先行オープン)。「BAYはこだて」は「かねもり亭」を移転し、道内産の食材を使った創作料理を提供する「ベイサイドレストラン金森亭」に衣替えするほか、ペットショップ、菓子店などを新規出店する。既に敷地内では、タレントの田中義剛さんが企画する「九十九ラーメン」などが19日にオープンしている。
「函館ヒストリープラザ」も輸入家具の展示、ガラス製品の販売などを行う「函館浪漫館」(4月2日先行オープン)を核に、手焼きせんべい、和風雑貨販売など4店舗を新たに出店する。
魚長食品グループのマルカツ興産(柳沢勝社長)は22日、旧函館アートミュージアムにテディベアの展示をメーンとした「はこだて西波止場美術館」を開業。著名作家のテディベアのほか、創作人形作家の作品などを展示する。
両社は25日からベイエリアの施設利用者への駐車場の相互利用も開始。2000円分の買い物や飲食で2時間無料としている。金額は両社が経営する施設の合算でも良く、利用者の利便性を高めた。
また、昨年12月にオープンした「北島三郎記念館」の入館者はこれまでに約3万人を数えている。「オフシーズンながら地元や道内外のファンらが足を運んでくれ、既にリピーターも来ている」との手応えで、観光シーズンを迎え「旅行代理店20社余とツアー契約の話を進めており、6月には本格的なツアーが入ってくる」。ベイエリア地区での新施設の相次ぐ開業には「観光施設が充実することで、この地区に足を向けてくれる機会も増えるのでは」と相乗効果を期待する。
函館国際観光コンベンション協会では「アンケート調査でみると、函館はリピーターの多いまち。新しい施設は話題性もあり、さらにリピーターの創出につながる」と注目している。
提供 - 函館新聞社
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