函館野外劇総決起集会
update 2003/4/21 11:27
今夏のリニューアル公演を前に20日、市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)による総決起集会「4・20全員集合です!!」が函館本通小学校体育館で開かれた。約150人が参加し、リニューアルを担当するプロジェクトチームの進行で、基礎練習などに励んだ。
今年は公演内容が大きく変わるため、例年のパーティーに変え、参加規模を広げて開いた。
プロジェクトチームから4人が函館入りし、制作スーパーバイザーの鈴木均さんが「今年はすごい野外劇をやろう。15年続いてきた土台の上にさらに大きな家を建てよう」と参加者に呼び掛け、全員でストレッチをして体をほぐした。
演出・振付スーパーバイザーの山口正義さんの指導で、演技の基礎練習も実施。箱館戦争の場面を念頭に置き、横一列にそろって前進したり、同じテンポで移動したりと、大人数で動きをそろえる練習を行った。また、箱館戦争と並ぶ劇中のヤマ場である黒船来航のシーンを想定し、旗をリズムに合わせて体の上や前で大きく振る練習も繰り返した。
集会には、メーンキャストやスタッフのほか、初めて野外劇に参加するという人もおり、それぞれが新生野外劇を盛り上げようと真剣な表情で練習に取り組んだ。
中学からかかわっているという高橋克典さん(19)=函館市高盛町22=は家族4人で参加。「今までとだいぶ違うのまだ感覚がつかめないが、本番では1回も失敗することなく、成功させたい」と意気込みも十分。
プロジェクトチームの鈴木さんは「野外劇は一種のお祭り。出ていただく皆さんに楽しんでもらうことが一番。今日で出演者にも熱が伝わってきた。これから、その思いを市民にも広げていきたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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