市立保健所で「SARS対策」連絡会議

update 2003/4/19 11:38

 新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)問題に絡み、市立函館保健所は18日、市総合保健センターで、医療機関や宿泊・旅行業界団体、交通事業者、町会連合会など関係20団体と初の対策連絡会を開いた。同保健所が検討した疑い例発生時以降の流れを示し、各団体から意見を聞いた。

 同保健所が示した流れは、一般医療機関では診察しないことや、患者は自宅で待機することが前提。本人から保健所、医療機関への電話相談、一一九番通報、事前連絡なしで一般の医療機関を受診―の4つのパターンを想定し、説明した。

 このうち、基本となる保健所に電話がかかってきたケースでは〈1〉自宅に待機させる〈2〉同保健所が、第二種感染症指定医療機関の市立函館病院に患者を搬送する〈3〉同病院が可能性例と診察した場合は、陰圧病床を持つ第2種感染症指定機関に送る―と示した。

 これに対し、参加者からは「(外来で来た場合)熱があり、呼吸が苦しい状態で、自宅に帰ってくださいとは、病院としては言いにくい」(市医師会病院)などの意見が出た。同保健所は「ケースバイケースで対応したい」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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