函館山登山道が開通

update 2003/4/19 11:33

　函館山観光、さあ本番―。函館山登山道（道道立待岬函館停車場線）が１８日午前１１時に開通した。例年、この時期の開通だが、雪解けの早かった昨年に比べると６日遅い。ふもとのゲート前には開通前から２０台以上の車の列ができ、待ちかねた市民らが開門と同時にマイカーなどで山頂を目指した。

　同登山道はゲートから山頂までの延長約５・８キロ。傾斜が急で除雪が困難なため、冬季間は閉鎖されている。今季は当初２１日に開通を予定していたが、路面の雪解けが早まり、繰り上げた。

　この日は好天に恵まれ、市民を中心に多くの人がマイカーなどで登山道を登り、山頂では春の函館の景色を楽しむ姿が見られた。また、登山道入り口付近では、青柳町会や元町婦人防火クラブの会員らが交通安全と山火事防止を訴え、花や携帯灰皿をドライバーに手渡した。

　３年連続で一番乗りとなったのは、市内古川町に住むタクシー運転手、伊沢康幸さん（５２）。仕事が終わった午前６時からマイカーで並んだといい、「やっぱり一番乗りは気分がいい」と笑顔を見せていた。

　同登山道は２５日から１０月１５日までの期間、午後５時から午後１０時まではマイカー通行が規制される。

提供 - 函館新聞社

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