教諭ボランティア団体「フレンズ」発足へ
update 2003/4/11 20:41
対人関係でつまずいた中高生に友達作りのきっかけを―。函館市内や近郊の小中学校で特殊学級を担当する教諭ら7人が、主に通常学級に通う中高生の仲間作りを支援するボランティア団体「フレンズ」を立ち上げる。月2回の土曜日、スポーツや昼食会などを通し、子供たちが自主的に人間関係を作る場を提供。現在、中高生や教諭を対象にボランティアを募集している。
フレンズは、道教育大函館校障害児教育教室のの青山真二助教授を中心に発足。青山さんは2000年4月から、対人関係に悩みを抱える子供の親を対象に個別相談を行っている。中高生が交流する場を求める声が多いため、昨年からボランティア団体発足の準備を進めていた。
参加対象は、主に通常学級に通う、対人関係にトラブルを抱える中高生。集団生活から孤立したり、同級生とのコミュニケーションを苦手とする子供をサポートする。いじめや登校拒否、ひきこもりの状態にある子供らも参加でき、互いに人間関係を築く能力を身に付ける場にする。
ボランティアは、5月10日から翌年3月までの第2、第4土曜日を、3期に分けて実施する。函館市総合福祉センターを主会場に、ミニゲームや公共の交通機関を使った市内散策、調理実習などを行う。ボランティアは毎回交代で3、4人が担当し、教諭側の負担を軽減する。1回分の参加費は中高生、ボランティアともに昼食代500円程度が必要。
青山さんは「教員にとっても互いのノウハウを分け合ういい機会。今後、全市的にボランティアの輪が広がれば」と期待している。
ボランティア募集の締め切りは22日。申し込み、問い合わせは同大青山研究室TEL44-4346。
提供 - 函館新聞社
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