万年橋小のビオトープでメダカが越冬
update 2003/4/11 20:37
函館万年橋小学校(古俣敏校長)のグランド南東角にあるビオトープ(動植物の生息空間)で、メダカ約100匹が越冬した。昨年11月に放流した現6年1組の児童が10日、半年ぶりに“安否”を確認。春の日差しが校庭を包むなか、体長2センチのメダカの姿を見つけては、歓声を上げていた。
担任の紺野克典教諭によると、同校がビオトープを作ったのは、昨年の4月。総合学習や理科の教材に活用しようと、小島二郎教諭(現・上湯川小)が計画し、教員や校務員、事務職員など職員総出で掘った。内部の広さ約7平方メートル、深さ60センチと小さいが、メダカをはじめ、ドジョウやフナを放流。ハスやイネなども植えた。
越冬したメダカは、同組の児童が昨年春、教室でふ化させ、育てた100匹で、池に放した後、ビニールシートをかぶせ、春を待った。
10日の授業では、子供たちは、体長2センチのメダカが時折姿を見せると大歓声。「死んでいるかもしれない思っていたので、本当にうれしい」と笑顔をみせていた。
北大理学部の山下正兼教授によると、メダカは零度に近くても、仮死状態に近い形で、一冬越すことは可能だという。
提供 - 函館新聞社
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