「摩周丸」リニューアルオープンへ準備着々
update 2003/4/10 18:51
市青函連絡船記念館「摩周丸」が、19日にリニューアルオープンする。市の施設となっての“再出航”に向けた準備作業は急ピッチで進んでおり、外装補修に加え、船内の展示替えや改修工事もすでに終了。連絡船の歴史や船の仕組みをこれまで以上に体験できる施設に生まれ変わり、9日後に迫ったオープンを待つばかり。市ではオープン当日を無料開放し、来館を呼び掛けている。
同記念館は2月中に函館どつくでの外装補修工事を終え、3月3日に現在の係留場所に“里帰り”した。直後から約1350万円をかけて改修工事を行い、3月末に展示替えを終了。現在は設備や展示品などのチェック作業を進めている。「わかりやすさ」「くつろぎ」「体験型」の3つをコンセプトに展示。「青函連絡船の歴史」コーナーに、13枚の隠し絵がお目見えしたほか、テーマ別に分けた8枚のパネル展示などで、連絡船の歴史や船体の移り変わりを紹介している。
函館山と港が見渡せる場所にサロンを設け、出港時やドラの音が聞けるCDコーナー、連絡船関連の新聞、書籍などをまとめたライブラリーも新たに設置。4階には市民の創作活動発表の場となるギャラリー、輪投げやモールス信号ゲームなど、子供も十分楽しめる体験コーナーもある。
市では年間7万人の利用者を見込んでおり、19日には終日無料開放して、新・摩周丸をアピールする。同記念館の菊池芳彦館長は「市民の皆さんにたくさん足を運んでほしい」と話している。
入館料は一般500円、児童・生徒250円。団体(20人以上)は一般400円、児童・生徒200円。問い合わせは同記念館TEL27-2500。
提供 - 函館新聞社
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