産廃処理施設「いらない」96％

update 2003/4/9 18:01

　函館山の手町会はこのほど、町会員を対象に行った産廃処理施設などに対するアンケートの結果をまとめた。それによると、回答した住民の９６％が、増建設に反対している。

　産廃処理場の増設と医療系廃棄物処理施設の新設について、３月中旬から、回覧板を使って無記名で回答を求めた。１７２６世帯にアンケート用紙を配布し、１３２９件回収（回収率は７７％）した。このうち、反対は１２７７件で、賛成は３９件。賛成か反対かを明記せず、意見だけを述べた白紙は８件だった。

　同町会によると、賛成票の中にも「何かあったときの市の責任を明確にすること」「住宅からもっと距離を取ること」などの条件付賛成が数多くあり、地区住民のほとんどが反対していることが明らかになったとしている。

　反対する理由としては環境面の不安を上げた人が多かったほか、白紙の理由として、行政の説明不足で現状が分からず回答できないといった意見もあった。同町会では、今回の結果について、「今後、市などと交渉する際の指針としたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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