SARS対策で初の3者協議
update 2003/4/8 18:45
東アジアを中心に流行している新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS)が新感染症として扱われることになったのに関連し、市立函館保健所、市立函館病院、市医師会の3者は8日、同保健所で、対応策を協議する連絡会を開く。厚生労働省から同保健所に、各医療機関への周知徹底を図るよう通知があった3月12日以降、3者は連絡を密にしてきたが、会合を開き協議するのは初めて。
同保健所によると、本来、新感染症の場合、患者は空気清浄や殺菌設備が整い、エボラ出血熱やペストなどを扱える第一種感染症指定医療機関に搬送しなければならないが、道内には1カ所もないのが現状。
このため、函館市内で患者が発生した場合、第二種ながらも、隔離施設を有し、市内唯一の感染症指定医療機関である同病院(感染症病棟は10床)で受け入れる可能性が高く、あらためて協議が必要となった。当日は同医師会を交え、発生時の対応や全市的な連絡体制などについて話し合う。
提供 - 函館新聞社
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