青雲の森にアトリウム

update 2003/4/8 18:43

 【森】社会福祉法人青雲の森(益幸代理事長)が運営する、ケアハウス・デイサービスセンター青雲の森(森町駒ケ岳352、金谷治施設長)の増築工事が完了、10日にオープンする。施設内に、約50種・500匹の魚を飼育する30台の水槽や、孟宗竹(もうそうだけ)などの植物を植えた広さ約990平方メートルのアトリウム(巨大温室)を併設したのが特徴。施設利用者ほか、一般にも「憩いの空間」として開放する。8日午前11時から同施設で関係者らが集まり、落成式が行われる。

 利用希望者の増加に応じ、既存施設の隣の同法人所有地に連結する形で建て増しした。増築部分は鉄骨造り2階建て、延べ床面積2300平方メートル。ケアハウス部分はすべて個室で定員18人分・18室を備え、男女の浴室や、120席の客席を自動的に設営・収納できるホールなどを備えている。

 アトリウムは、入所者が冬期間でも緑の中で散歩を楽しめ、住民が集う場を―と建設した。頂点の高さが約10メートルのピラミッド型で、光は通すが、紫外線を通さない特殊な建材で周囲を覆っている。中には水槽と庭園風の花壇を点在させ、熱帯魚や金魚、錦鯉などの魚、ツバキ、サクラなど季節に応じた花、バナナといった熱帯植物などを紹介している。

 アトリウム部分の建設費は約2億円、総工費は約4億5000万円。ケアハウスの新たな入居者は森町民を優先的に受け入れ、既に全員決まっている。金谷施設長は「アトリウム部分は床暖房も備え、冬でも快適にくつろぐことができる。他にはない施設なので、地域の人にもどんどん来てもらいたい」と話している。

 開放は午前9時から午後5時ごろまで。問い合わせは同施設TEL01374-5-2555。

提供 - 函館新聞社



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