「函館が好き」9割

update 2003/4/8 18:41

　函館市がこのほどまとめた市民アンケート調査結果によると、市民の９割近くが「函館が好きで、今後も住み続けたい」と思い、その理由として温暖な気候、美しい景観などを挙げていることが分かった。一方で「街に活気がない」などの理由で、函館から移り住みたいと思う市民も６・４％を数えた。

　アンケートは昨年中に、市内に住む２０歳以上の男女２０００人を無作為抽出して実施、うち３５・３％に当たる７０５人から回答を得た。

　郷土意識について７項目を調査。このうち「函館が好きか」の問いには「好き」が６２・４％、「どちらかと言えば好き」が２７・１％と高い数値を示し、「これからも住みたいと思うか」の問いには「住みたい」６６・２％、「できれば住みたい」が２１・１％と、多くの市民が函館での生活を好んでいる意識がうかがえる。

　「函館の好きなところ」には「緑静かで温暖な気候」（１８７人）「歴史的な建物や街並み」（１００人）などが挙がっているほか、「これからも住み続けたい理由」（複数回答）では「気候・風土が好き」４６・６％、「生まれ育った街」４３・５％、「住み慣れている」３４・７％となっている。

　一方で「函館から移住したい」と思う市民も、「移りたい」「できれば移りたい」を合わせて６・４％。その理由（複数回答）には「街に活気がない」（６２・２％）「閉そく的」（３７・８％）「生活環境が不便」（３１・１％）などが挙がり、中でも「活気がない」は２０歳代で７２・７％と、他の年代から抜きん出て高い数値を示した。

提供 - 函館新聞社

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