「選挙サンデー」舌戦熱く

update 2003/4/7 11:26

 道議選(13日投開票)期間中、唯一の「選挙サンデー」となった6日、道南の各選挙区でも熱い舌戦が繰り広げられた。函館市内では、市区10候補が選挙カーで市街地を奔走。買い物客でにぎわう郊外大型店などで街頭演説を行うなど、マチは選挙ムード一色に染まった。

 市区の各候補は午前8時、一斉に市内遊説を開始。午前中は四月最初の日曜日を自宅でくつろぐ有権者をターゲットに、旭岡や亀田など住宅地を選挙カーで流し、名前を連呼した。

 午後からは、繁華街や郊外店の買い物客に狙いを定めた作戦を展開。自民現職は大門地区、同元職は本町地区をそれぞれ車から降りて練り歩き、行き交う買い物客に支持を求めた。

 買い出しでごった返す美原地区の大型スーパー前は、文字通りの街頭演説ラッシュ。民主、共産の各現職らが相次いでマイクを握り、買い物客に握手攻勢で訴えた。市内の至る所で選挙カー同士がすれ違い、道内一の激戦区らしく激しい火花が散った。

 しかし、ボルテージが高まり、大音量で熱弁を振るう候補者とは対照的に、足を止めて聞き入る有権者はまばら。上湯川町の男性会社員(30)は「どの候補も特に決め手がない。最後は消去法で決めるしか…」。美原の男性タクシー運転手(58)も「どの人も変わらなそうに見える」と冷ややかな声も。

 逆に、上新川町の主婦(65)は「候補は決めた。人柄や政治ポリシーから、雇用を良くしてくれそうな候補に投票する」と意中の候補に期待を込めた。

 各候補とも夜は個人演説会で支持固めに励むなど、分刻みのスケジュールに全力投球。渡島支庁区の候補も大票田の上磯、七飯両町などで激しい攻防を繰り広げ、選挙サンデーに奔走した。

提供 - 函館新聞社



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