道議選あす告示
update 2003/4/3 11:15
既に舌戦を展開している道知事選(3月27日告示)に続き、道議選が4日、告示される。道南では函館市区(定数6)に10人、渡島支庁区(同4)に6人、桧山支庁区(同1)に2人がそれぞれ立候補を予定しており、いずれも道内屈指の激戦が予想される。道議選は、統一地方選後半の市町村長・議員選の行方を占う重要な選挙としても位置づけられ、新道政に期待する有権者の判断が注目される。道議選の投開票は、知事選と同じ13日。
◇函館市区◇
桜井外治氏(77)=自民現・6期、川尻秀之氏(57)=自民現・3期、平出陽子氏(54)=民主現・3期、斉藤博氏(51)=民主現・1期、日高令子氏(62)=共産現・1期、畠山博氏(58)=自民元・4期、阿部義人氏(51)=民主新、大日向豊吉氏(53)=無所属新、松尾正寿氏(57)=無所属新、横山信一氏(43)=公明新=の顔ぶれ。
自民は現職の桜井、川尻両氏に加え、前回の函館市長選に出馬した畠山氏を擁立。前々回以来の公認候補3人の完勝を目指す。しかし、保守系の大日向、松尾の両氏が無所属で出馬することから、保守票の分散が予想され、危機感を強める自民の現職・元職勢が陣営の引き締めを図るなど、動きを強めている。
民主は当初、候補の擁立数を2人か3人のいずれにするかの判断で揺れたが、最終的に現職の平出、斉藤両氏と新人の阿部氏の3人を立てる。前回も3人を擁立したものの、ベテラン現職を落選させているだけに、民主にとって今回は正念場の戦いとなる。また、共産は前回獲得した日高氏の議席を守る立場に回り、公明も勇退現職からバトンを引き継いだ横山氏に議席死守の命題を託す。
◇渡島支庁区◇
野呂善市氏(61)=自民現・4期、川村正氏(62)=自民現・3期、石寺廣二氏(58)=自民現・1期、河野光彦氏(62)=無所属現・1期、岡田俊之氏(63)=民主元・1期、日野美賀子氏(49)=共産新=が立候補を予定。
自民は現職の野呂、川村、石寺の3氏を擁立し、完勝を目指す。しかし、前回、民主推薦で初当選した河野氏が保守系に軸足を移したことから、保守票の争奪戦が予想され、地盤が重なる候補同士の共倒れを回避することが保守陣営の課題。
さらに、返り咲きを狙う元職の岡田氏が前哨戦で活発な活動を展開、共産も同区で44年ぶりの女性道議候補となる日野氏を立てるなど、戦況は予断を許さない。
◇桧山支庁区◇
國澤勲氏(64)=自民現・1期、福原賢孝氏(55)=無所属新=の一騎打ち。国澤氏は前回の自民推薦から今回は同公認での出馬を予定。福原氏は3選に挑んだ昨春の上ノ国町長選で敗れ、くら替えした道議選では民主党推薦で初当選を目指す。
提供 - 函館新聞社
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