「南かやべ漁協」「えさん漁協」発足

update 2003/4/2 10:54

 南茅部町6漁協、恵山町4漁協がそれぞれ合併し、「南かやべ漁協」と「えさん漁協」が1日、発足した。南かやべ漁協は組合員数1370人、販売取扱高約88億円となり、道内最大規模の漁協が誕生した。

 南かやべ漁協は木直、尾札部、川汲、安浦、臼尻、大船が合併。同日の理事会で、組合長に鎌田光夫氏(旧大船漁協理事)を選任した。

 本所事務所は臼尻に置き、組合員数はえさし漁協の1160人を抜いて道内トップ、販売取扱高は道内6位にランクインする。コンピューターシステムを統合し、2004年4月に稼働させる。

 えさん漁協は日浦、尻岸内、古武井、恵山が統合。同日の理事会で組合長に若山久美雄氏(旧尻岸内漁協組合長)を選んだ。本所事務所は尻岸内で、組合員数は495人、販売取扱高は32億円。

 この日は両漁協とも職員に辞令を交付したほか、看板の取り換え作業などを行い、新漁協の業務をスタートさせた。

 両漁協の合併で、渡島管内の漁協数は28から20に減少。上磯町、上磯はまなす、木古内町、知内町の4漁協が2月末に合併検討協議会を設置するなど、広域合併の動きが加速している。

提供 - 函館新聞社



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