今度のターゲットは「ジャガイモ」
update 2003/3/31 11:09
大野町は新年度も、栽培から収穫・試食までの一連の農作業を体験する体験学習事業を実施する。2000年度の稲作から毎年行っており、第4弾となる今年の“ターゲット”はジャガイモ。年間を通じて生育を見守るほか、でんぷん作り体験などで食材への愛着を深める。4月中にも町内の機関、団体でつくる実行委員会を立ち上げるが、4年目と事業が定着しているのを受け、一般参加者をメンバーに加えることも考えている。
昨年度のまめづくり体験学習事業には、町内外の親子ら182人がエントリー。種まきから収穫まで5回の行事に延べ526人が参加した。好評を受け、町は新年度の実施も決定、参加者からリクエストが多く、多彩な料理ができる「ジャガイモ」を選んだ。
5月の大型連休明けにも、最初の事業として、町八郎沼実証ほ場の20アールに、男爵やメークインなど一般的な品種のほか数種類を作付け。会場ではでんぷん作りや、でんぷんを熱いお湯で溶き、砂糖を加えた昔の菓子などを作って食べたり、締めくくりの収穫感謝祭では多彩なジャガイモ料理を味わい、実りを喜ぶ。
町教委社会教育課によると、町内のジャガイモの作付面積は1984年には367ヘクタールあったが、採算性が低いなどの理由で01年には60ヘクタールに減少。そのほとんどが自宅用と、地元の生産現場では影が薄くなっている。
同課は「食卓ではおなじみの野菜だが、土の中から掘り起こすことで新たな感動も生まれる。町内外、就学前も含めてたくさんの参加者を募りたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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