函館商工会議所、来月にも「青年部」設立

update 2003/3/28 11:19

 函館商工会議所(高野洋蔵会頭)は4月にも「青年部」を設立する。企業の若手経営者や後継者、幹部社員らの資質向上の場として相互研さんや交流を深めてもらい、まちづくりや地域経済の振興などへの貢献、先導役としての役割を期待している。

 青年部の設立は、高野会頭が就任時の事業運営方針で示していたもので、総務委員会などで1年間、調査研究を進めていた。

 会員は、満55歳までの会員事業所に所属する経営者や後継者、幹部社員らが対象。1事業所1人で、現在、会員を募っている。具体的な事業計画は、設立後、青年部の中で協議し決定する。

 青年部は現在、全国527の商工会議所のうち434会議所が設置。同所では「長期低迷の中、地域の次代を担う青年企業人のざん新な視点と、俊敏な行動力の結集は時代の要請。住みやすい地域づくりに積極的に参加してほしい」とし、青年部を中心とした若手経営者の人材育成などを進めていく考え。

 年会費は3万円。問い合わせは同所青年部事務局担当TEL23・1181。


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◎函館商工会議所の通常議員総会
事業計画など承認

 函館商工会議所(高野洋蔵会頭)の通常議員総会が27日午後、同所会議室で開かれ、2003年度の事業計画、収支予算など議案4件を承認した。事業計画では、函館国際貿易プラザ(仮称)設立や函館国際水産海洋都市構想の具現化への支援推進、広域市町村合併の調査研究、中小企業の再生支援などを盛り込んだ。

 冒頭、あいさつに立った高野会頭は、新幹線の青函同時開業の実現に向け「今年が正念場。皆さんの絶大な協力をいただきながら、陳情活動を繰り返したい」と述べた。

 議案では、事業計画や収支予算ほか、会議所法改正で、会員資格が医師や弁護士、医療、社会福祉など各種法人に拡大したのに伴う定款の改正などを承認。常議員の補充では、湯の浜ホテル代表の金道太朗氏を選任した。また、議事前に日本商工会議所表彰の伝達が行われた。被表彰者は次の通り。(敬称略)

 ▽議員退任表彰=佐藤憲司(前1号議員、みかど函館支店取締役支店長)▽役員・議員20年表彰=森川基嗣(副会頭、森川組社長)黒田憲治(常議員、高木組社長)松本栄一(同、ホンダプリモ南北海道社長)中野豊(同、五稜郭タワー社長)飯田貢一(同、ベンケイ代表)河内孝夫(同、湯の川プリンスホテル社長)中野亮(同、若松屋衣裳店代表)近藤純悦(1号議員、函館木工品製作販売代表)


◎函館商工会議所の組織体制見直し
事務局組織を4課体制に変更

 函館商工会議所は、4月1日から事務局の組織体制を改編する。業務が重複している中小企業相談所内の2課を統合し、現行5課体制から4課体制に見直す。併せて、総務課を除く各課の名称も変更する。事務の効率化、分かりやすい組織体制に整えるのが目的。

 同会議所事務局は現在、総務、会員、振興、相談、指導の5課で、うち中小企業相談所の所属は相談、指導、振興の3課。改編では相談、指導の2課を統合し、「経営支援課」に改称。従来、会員課が所管の労働保険業務を移す。まちづくり関連などの振興課は「地域振興課」とする。

 また、昨年から会員の情報化支援などへの対応を強化した会員課は「企画情報課」とする。改編に伴う人事異動は次の通り。(敬称略、4月1日付)

 ▽経営支援課長(指導課長)杉澤博志▽地域振興課長(振興課長)隅田久雄▽総務課長(相談課長)柿崎清美▽企画情報課長(会員課長)堀内博志▽経営支援課長補佐(振興課長補佐)黒川宣之▽同(指導課長補佐)岡崎正人▽地域振興課長補佐(総務課長補佐)倉岡浩三▽同・はこだてティーエムオー派遣(振興課主任)池田栄身▽企画情報課長補佐(会員課長補佐)矢野一英

提供 - 函館新聞社



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