市卸売市場荷さばき上屋落成式

update 2003/3/28 11:18

　函館市水産物地方卸売市場（宇野隆司場長）の荷さばき上屋が落成、２７日、同市場で記念式典が行われた。井上博司市長ら市や同市場の関係者らが出席、待望の施設完成を祝い、安心、安全な水産物を消費者に供給しようとの意識を新たにした。同上屋は４月から供用を開始する。

　午前１１時から井上市長、高野洋蔵函館商工会議所会頭、岩谷正信市議会議長、可香義雄渡島管内漁業協同組合長会会長、藤原厚函館水産連合協議会会長、松山征史函館魚市場社長の６人がテープカットし、落成を祝った。

　続く祝賀会では、井上市長が「全国的にも例を見ない立派な施設。落成を契機に一層力を合わせ、水産業の発展に寄与したい」とあいさつ。卸売業者を代表して松山社長が「施設の最大限の有効活用を図りたい」とお礼の言葉を述べた。

　同市場では「４月末から日本海マスが入ってくるので、その時期から上屋の使用が本格化する」としている。

　同上屋は鉄骨造り平屋建て、延べ床面積約４３４０平方メートル。施設の狭あい化により、直射日光や風雨にさらされていた冷凍スルメイカ、秋サケなどの衛生面に配慮する目的で、昨年７月から整備費約７億５６００万円をかけて整備を進めていた。

提供 - 函館新聞社

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