ハコダテ・スローマップ完成

update 2003/3/28 11:16

 函館市内の情報関連企業や個人でつくるまちづくりグループ「node(ノード)0138プロジェクト」(渡辺保史代表)が製作を進めていた、新しいタイプの都市情報マップ「ハコダテ・スローマップ」が完成した。函館の魅力や特徴を「スロー」という切り口でとらえ、環境の良い所、悪い所などの情報を地図上にデザイン。渡辺代表は「函館のまちで今まで見過ごしていたことを発見してもらえれば」と話している。

 製作したマップは、ニューヨークのデザイナーが始めた環境地図づくり活動「グリーンマップ・システム」による世界共通のアイコン(絵文字)を使用。湯川小の児童のアイデアを基にした「温泉・銭湯」「坂道」など函館オリジナルのアイコンも4個作った。

 朝日・夕日がきれいな場所、景勝地などの「自然と親しむ」、リサイクルショップやスローフード店などの「スローライフ」、街の広場などの「スローな移動」、史跡・文化財、公共文化施設などの「歴史と文化」、ごみの多い場所の「環境を考える」の5つの視点で構成。西部地区、駅前・大門地区をエリアに、200カ所余りの場所を55個のアイコンで示している。

 A2判の両面カラーで、再生紙に大豆インクで印刷。5000部を作り、希望者に配布するほか、インターネットのホームページでも公開。29日午後2時からはあさひ小でワークショップを行い、完成したマップについて意見交換する。

 同グループでは市内全体をマップ化する考えで、新年度も引き続き市民参加によるワークショップなどを行い、地図を切り口にしたまちづくり活動を進めていく。

 問い合わせは渡辺さんTEL070-5616-0025、メールinfo@slowmap.org、ホームページhttp://www.slowmap.org/

提供 - 函館新聞社



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