公示地価、市内商業地11年連続下落

update 2003/3/25 11:27

 国土交通省は24日、2003年1月1日現在の全国公示地価を発表した。渡島管内の1平方メートル当たり平均価格は住宅地が4万9900円で前年比3・7%、商業地は9万9100円で同7・8%それぞれ下落。函館市内の平均地価も住宅地が同4・6%ダウン、商業地も同8・6%下落の11年連続マイナスとなった。管内、市内とも下落幅は商業地を除くすべての用途で拡大している。

 管内の調査地点は105地点で、うち住宅地が63地点、商業地が26地点。平均地価は全用途平均で前年比4・6%の落ち込みとなった。

 函館市内の住宅地は39地点を調査し、全地点で下落。平均価格は6万5300円で5年連続のマイナスとなり、下落幅は前年より1・9ポイント拡大した。人口流出が著しい西部地区、人見町などの旧市街地、価格水準の高い松蔭町のほか、郊外でも利便性の劣る地域で下落幅が大きかった。

 商業地も、調査した22地点すべてで下落し、平均価格は10万9900円。下落幅はやや縮小傾向で、渡島支庁は「長期的な下落で、住宅地の地価と接近し、下げ余地が減少した」(振興課)とみている。

 函館近郊の上磯、七飯、大野3町の住宅地は下落幅を拡大。上磯町が3・0%、七飯町が2・7%、大野町が2・3%それぞれ前年を下回り、住宅需要の陰りが近郊にも広がりをみせている。他の町村では、福島、木古内、八雲の3町で横ばい傾向を示した以外は軒並み下落した。

 調査地点別にみると、下落率トップは住宅地が「函館市西旭岡2の19の10」の6・5%。商業地では「同本町100の6」(福新五稜郭支店)が18・3%で最大の落ち込みとなり、全道でも5位に入った。

 管内最高価格は、住宅地が「函館市本町60の2」の9万2500円。商業地は「同本町6の1内」(ピア21)が43万5000円で、道内9位だった。

提供 - 函館新聞社



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