市長選独自候補、共産党が擁立断念

update 2003/3/25 11:25

 共産党函館地区委員会(伏木田政義委員長)は24日、同委員会事務所で記者会見、4月の函館市長選で独自候補の擁立を断念すると発表した。断念の理由について、伏木田委員長は「道議の再選と4市議候補の全員当選が市民の期待に応える道」とし、議席を持つ他の各級選挙を優先する方針を示した。同党が函館市長選に独自の公認候補を擁立しないのは、1986年以来17年ぶり。

 これにより、市長選は、既に立候補を表明している現職の井上博司氏(66)と元函館市議の斎藤進氏(62)の一騎打ちとなる公算が強まった。共産党は井上市政に批判的な立場をとっており、市長選でも「(井上氏を)支持するという態度はとらない」(伏木田委員長)という。保守系の斎藤氏に対しても「路線が違う」とし、「党員らには独自の判断による投票を呼び掛ける」としている。

 同委員会の候補擁立断念について、井上氏の後援会は「計画通り活動を続けていくだけ」と冷静に受け止め、斎藤氏の後援会は「戦いやすくなるはなる」としている。

提供 - 函館新聞社



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