家庭ごみリサイクル進む
update 2003/3/25 11:23
函館市はこのほど、ごみの有料化初年度となる今年度のごみ回収量などをまとめた。それによると、前年度比で燃やせるごみは約25%減少、燃やせないごみはほぼ半分に減った。また、ダンボールは3倍、古新聞は1・7倍に回収量が跳ね上がった。市では「昨年度まで燃やせるごみとして出されていた古紙類や、燃やせないごみだったプラスチック容器包装が(有料化で)リサイクルに回された結果」と分析している。
市によると、燃やせるごみは前年度の約5万6700トンから約4万3000トンに減少。1世帯当たりで約100キロ減った計算になる。
ダンボールの回収量は2月末現在で約1800トン。昨年度までは燃やせるごみとして出されていたが、有料化で資源ごみ(回収無料)に回る傾向が強まり、前年度同期(約600トン)を大きく上回った。
このほか、同じく2月末現在で、新聞は約4670トンで前年度同期の1・7倍、雑誌は約990トンで同1・8倍に増加した。
一方、燃やせないごみは、今年度から函館プラスチック処理センター(東山町)が運営を開始し、プラスチック容器包装が資源として回収されるようになった影響などで、前年度の約1万4700トンが約7200トンにまで減った。
初年度の実績に、市は「いいスタートを切れた」としながらも「分別方法の徹底など、まだまだ広報が必要な部分も残されている」と話している。
提供 - 函館新聞社
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