今春高卒者、就職内定率59.4%
update 2003/3/24 11:20
函館公共職業安定所が2月末現在でまとめた同職安管内(渡島、檜山管内)の今春新規高卒者の職業紹介状況によると、就職内定率は前年同期比6・9ポイント減の59・4%と過去最悪。全道平均は同3・4ポイント減の68・5%。道内の職安別(20地域)で60%を下回っているのは留萌(50・7%)と函館のみで、道南地域の高卒者の厳しい就職環境がうかがえる。
同職安管内の2月末現在の求職者は、前年同期比3・3%増の1334人。これに対し、就職決定者は同7・6%減の792人。未就職者は542人で、前年同期よりも107人(24・6%)増えている。
求人数は同12・6%減の1395人。業種別では卸・小売業、飲食店が同5・6%増のほかは、建設業が同19・3%減、製造業が同32・1%減、サービス業が同3・7%減など全般に減少している。
特に、求職者の6割に上る管内企業への就職状況は厳しい状況。求職者が同3・9%増の825人に対し、就職決定者は同9・6%減の394人。就職内定率は同7・1ポイント減の47・8%。未就職者は同20・4%増の431人で、未就職者全体の8割を占めている。
函館職安では「過去最悪のまま、今年度の職業紹介が終わる可能性が高い。一般求職者と交じって就職先を探すのは厳しいが、一般求人の中から引き続き就職に結び付けていくしかない」と話している。
提供 - 函館新聞社
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