外国人観光客受け入れの現状や課題調査へ
update 2002/12/25 10:54
北海道中小企業家同友会函館支部の道南観光研究会(小林功会長)は、ホテルや観光施設などを対象に外国人観光客受け入れの現状や課題などを調査する。台湾をはじめ国際チャーター便の増加で、函館を訪れる外国人観光客が増えている状況を踏まえ、「国際観光都市」としての実態を把握。国際観光の推進に向けた今後の活動に生かしていく考え。
同研究会では、11月から会員らを対象に国際観光ボランティア通訳養成のための英会話研修会を開催。16人が受講し、函館の歴史、市内の観光施設を案内できるレベルの英会話習得を目指している。
函館を訪れる外国人観光客へホスピタリティー(もてなしの心)の向上として、市民レベルの具体的な行動を広げるのが狙い。道の国際観光ボランティア活動推進モデル事業の指定も受けた。
今回の調査は、研修会を進める中で、「国際観光都市の現状を知ることが必要」と考えた。「実際に外国人観光客が利用している施設や交通機関などから“生の声”を聞くことで、地元の受け入れ体制の整備などの参考にしたい」(同研究会)としている。
具体的には、ホテル、バス会社、観光施設など10カ所程度に協力を依頼。トラブルの問題、ホスピタリティーとして取り組んでいることや外国人観光客から寄せられる要望などを調べる。
調査は来年1月中に実施。また、道内他地域の状況も把握するため、小樽市を視察。年度内に報告書をまとめる予定。
提供 - 函館新聞社
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