昭和高架橋が開通

update 2003/3/20 10:44

 函館新道のうち唯一未開通で残っていた、昭和高架橋(橋りょう部366メートル)の七飯から函館方面に向かう片側1車線0・7キロが19日、開通した。同高架橋は産業道路(道道函館上磯線)をまたぎ、函館ICと国道5号を接続。所要時間はこれまでに比べ、7分程度短縮された。

 この日は午前10時半すぎ、建設事業を進めてきた函館開建の職員らが通行止めのさくを撤去。産業道路を経由していた函館方面に向かう自動車が、徐々に昭和高架橋へと流れ始めた。

 制限速度は50キロ。所要時間はこれまで、産業道路を経由し、渋滞時には8分程度かかっていたのが、約1分に短縮された。

 仕事の移動中に利用したという角田秀喜さん(函館三菱ふそう自動車販売勤務)は「3カ所の信号がある産業道路を通らない分、すんなりと走れ、市街地に入りやすくなった」と歓迎。函館開建は「今後は亀田地区の4車線拡幅を進め、時間短縮で経済活動の活性化につなげたい」(道路課)としている。

 函館から七飯方面に向かう1車線は、既に2001年3月から供用を開始。今回の開通で、函館新道(20・2キロ)は着工から27年を経て、完全開通となった。24日には高規格道路「函館江差自動車道」の函館IC―上磯IC間8・4キロが開通する。

提供 - 函館新聞社



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