ビニールトンネル造り進む

update 2003/3/20 10:42

 「春の光が“栄養”です」―。七飯町内の畑で、特産のニンジンやダイコンを育てるためのビニールトンネルづくりが進んでいる。雪の“ベール”から顔を出した畑の土の上に、規則正しいビニールトンネルの列が次々と出現し、農業地帯に春の訪れを告げている。

 大川8の平野博章さん(38)方では、5ヘクタールにニンジンとダイコン、カブを作付け。3月にまとまった降雪があったため、作業は平年より10日ほど遅れ気味といい、高橋さんら4人が急ピッチで進めている。

 畑に肥料と種をまいた後、地温を高めるためのビニールシート、マルチをかぶせる。等間隔に渡した支柱にビニールのカバーをかけると、トンネルの完成だ。気温が安定する4月下旬ごろまで、太陽の光を集めた小さな“温室”となり、作物の生育を助ける。

 気温は徐々に上がってはいるものの、ほおにあたる風はまだ冷たい。平野さんは「冬に逆戻りせず、このまま春を迎えてほしい」と願いながら、作業を続けている。

提供 - 函館新聞社



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