ワンニャンレスキュー開始
update 2003/3/18 10:38
動物保護団体「函館ワンニャンレスキュー」が、里親の登録制度を今月末にもスタートさせる。犬猫を飼う用意のある人が、ほしい犬猫の雌雄や色などの希望を登録。同団体が条件に近い犬猫を保護した際、引き取り手候補として連絡が届く仕組み。ただ、雑種以外の扱いはないため、犬種の指定などはできない。登録者数の確保など運用に難しさはあるが、道南でも珍しい取り組みとして注目されそうだ。
同団体は昨年8月に設立。現在、メンバー9人で運営している。これまでに保護し、里親に引き取ってもらった犬猫は40匹。函館市見晴町の野犬抑留所から引き取った犬猫については、避妊・去勢手術の代金を、成犬は全額、子犬は半額補助する活動も行っている。
ただ、活動資金は寄付金とフリーマーケットなどの売り上げで賄っており、潤沢とはいえない状態。ボランティアで「フリーマーケットを手伝う」「子犬を一時的に預かる」などの協力者を随時募集している。
同団体では「1匹でも多くの犬猫を、できる限り助けたい」とし、登録制度の定着に期待を寄せる。メンバーが預かれる数には限界があり、里親を探している間は次の犬猫を保護できない。最近も、野犬抑留所に「がんになったからいらない」として犬が持ち込まれたが、保護できないでいる。「最期ぐらいは温かい家で」と引き取り手を探しているが、望みは薄いという。
「里親をもっと早く見つけられたら」。登録制度の成功にかける思いは強まる一方のよう。現在も5匹の子犬を保護しており、里親を募集中。里親、ボランティアの問い合わせはTEL090-6997-6744まで。寄付金の振込先は函館市亀田農協本通支店普通口座0715365。
提供 - 函館新聞社
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