函館口腔保健センター来月6日開所

update 2003/3/18 10:35

　４月１日にオープンする函館市総合保健センター（五稜郭町２３）。その１階に新設され、同６日から診療を始める函館口腔（こうくう）保健センターへの関心が高まっている。函館歯科医師会（齊藤裕志会長）加盟歯科医の診療所が持ち回りで行ってきた休日診療を一本化する施設で、道南一帯の日曜、祝日診療を担う。

　センターを運営する同歯科医師会によると、センター設置は道による道内６口腔保健センター新設の構想を受け、同歯科医師会と市が１９９６年に検討を開始。札幌、旭川、帯広、釧路に次ぐ５番目の開設で、道南全域を診療対象とする。

　実施する医療サービスは応急処置が基本で、患者は後日、かかりつけ医に診てもらうのが原則。平常時の体制は歯科医１人、歯科衛生士２人、事務員１人で、急患の増加が予想されるゴールデンウイークや年末はスタッフを増員する。

　センターの広さは約２００平方メートルで、診療室２部屋をはじめ、エックス線室、相談室など７室が設けられている。診療ユニットは４つで、身体障害者への治療にも対応した設備になっている。機材費用３５００万円で市が整備した。

　開設に伴い、８３年から同歯科医師会が行ってきた当番医制度「休日在宅輪番制」は３月末で廃止される。同歯科医師会では「これまでは週ごとに病院が変わってしまうため、分かりにくかったが、一本化されることで利便性が高まる」と話している。

　受付時間は午前９時から午後３時まで。

提供 - 函館新聞社

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