見晴公園樹木育成管理計画を今年度中に策定へ
update 2003/3/17 10:45
函館市と市住宅都市施設公社は、見晴公園内に生育する樹木の計画的な管理、育成を図るため、「見晴公園樹木育成管理計画」(仮称)を今年度中に策定する。先の市議会予算特別委員会(石井満委員長)で市側が明らかにした。公園内を3ブロックに分けて樹木の特性を把握、各場所の特性を生かしながら、育成を進めていく。
同公園には現在、46科161種、約1万1400本の樹木が生育。樹種もアカマツ、スギ、カラマツなどの高木類、ツツジなどの低木類など多岐にわたっている。2001年には、庭園として道内で唯一、国の名勝指定を受けた。
同計画は、46・1ヘクタールと公園面積が広いため「各場所において適切かつ計画的な育成管理が必要」(市土木部)とし、現在、市と公社が共同で策定作業を進めている。
計画では、同公園内を香雪園(旧岩船氏庭園)ゴルフ場(函館ゴルフ倶楽部)滝沢広場(野球場周辺)の3ブロックに分け、それぞれに生育する樹木の特性を把握。ブロックごとに肥料のまき方、補植などについての方策を定めるほか、樹木をせんていする際のマニュアルをまとめる。市土木部では「人が行き交う部分、日陰になっている部分などがあり、それぞれに維持方法の違いがある。場所ごとの方法を見いだしながら、手を加えたい」と話している。
両者は今後、五稜郭公園、函館公園といった大規模公園でも同様の計画を策定する予定。その他の公園についても、策定した管理計画を応用しながら樹木管理に努める方針。
提供 - 函館新聞社
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