ニューメディア、函館大火70年のドキュメンタリー番組制作

update 2003/3/14 10:32

 ケーブルテレビなどのニューメディア函館センター(NCV、函館市桔梗町379、原田茂芳センター長)は、1934(昭和9)年の函館大火から今年で70年目を迎えるにあたり、同大火のドキュメンタリー番組を制作している。被災者へのインタビューを中心に当時の状況などを伝え「大火の事実を再認識し、防災意識を高めてもらえれば」(地域情報局番組制作スタッフ)という。出火時刻の21日午後6時53分から、函館大火慰霊堂からの生中継を交えて放送する。

 明治から昭和初期まで26回発生した函館大火の中でも、市街地の3分の1が焼失、2166人の命が奪われるなど最大の被害をもたらしたのが34年の大火。同センターでは70回忌にあたり「大火の事実を風化させないよう映像で残したい」と番組制作を考えた。

 特に被災者への取材に力を入れ、発生地区を歩きながら証言者を探し、20人近くにインタビュー。取材途中で「青森からも火が見えた」との話をつかみ、青森県大間町にも飛び、実際に見たという人を探し出した。

 番組制作はディレクターの澤谷健司さん(24)とカメラマンの木村公さん(23)、企画構成の一森裕正さん(23)の3人が担当。澤谷さんは「取材した方から『大火を忘れないでほしい』との声を聞き、自分たちの思いと一致していた。教育現場で資料としても利用してもらえれば」と話している。

 番組のタイトルは「火の龍が舞った―函館大火から70年目―」で、45分番組。

提供 - 函館新聞社



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