函大経営コースを「企業家養成」に変更

update 2003/3/7 10:31

 次世代の道南を担う人材育成を―。函館大学(小笠原愈学長)は、企業経営の基礎を学ぶ現在の「経営コース」を、2003年度入学生から「企業家養成コース」に変更する。中小企業経営者の跡継ぎの育成と、国内外の人気企業で内定を勝ち取る学生の輩出を目指し、地域に貢献する人材の育成に力を注ぐ。

 商科単独の4年制大学である同大は、会計、金融、情報などビジネスにかかわる5つの「専攻塾」と6つのコースを設置。学生はこのうち興味のある分野を1つ選択し、勉学に励んでいる。

 同大は2月、コース変更に伴うカリキュラムの検討を視野に入れ、道南や青森の商工会議所を訪問。廃業した中小企業の約3割が跡継ぎがいないことを理由に挙げており、後継者の育成事業に対する要望が多いことからコースの変更を決定した。

 独自に作成するプログラムに沿って〈1〉主に経営者の子息向けに各企業のケースに即したノウハウの伝授〈2〉大学生の人気企業の内定に照準を定めた実践的な講義―を2本の柱とする。また、各地の商工会議所や業界団体と提携、情報交換も行う。

 指導は藤嶋暁教授ら専任講師4人と非常勤講師3人が担当。定員は専任講師1人につき学生15人を予定している。小笠原学長は「地域に厚く信頼される教育機関を目指し、社会のニーズに即した教育を実践したい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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