技能グランプリで日置さん全国1位

update 2003/3/7 10:29

 全国の熟練技能士が技能日本一を競う「第22回技能グランプリ」がこのほど千葉県で開かれ、フラワー装飾の北海道代表として出場した、ともに函館フラワーデザインアカデミー(函館市松風町12、佐藤雄喜主宰)講師の日置千代さんが1位、佐藤雅雄さんが敢闘賞に輝いた。同じ教室から2人も入賞者が出るのは珍しく、関係者は喜びに包まれている。

 同大会は中央職業能力開発協会、全国技能士会連合会の共催。全国から選抜された特級や1級の技能士を対象に実施している。今回は2月28日―3月3日に行われ、29職種から441人が出場した。

 日置さんは1993年、佐藤さんは96年にそれぞれフラワー装飾の1級資格を取得。一昨年3月の全北海道技能競技大会で日置さんが1位、佐藤さんが2位の成績で技能グランプリの出場権(2大会有効)を得た。しかし、同年11月の前大会(島根県)では入賞はならなかった。

 2人はこれをバネに練習に励み、大会規定が届いた本番前1カ月間、日置さんは時に深夜2時まで、佐藤さんも家業の花屋の勤務後に深夜まで猛練習に励んだ。

 競技は2時間以内に決められた材料で、ブライダルブーケと立食用卓上装飾花を作り、美しさや規定の大きさなどを競う。今回は竹が課題に盛り込まれ、苦心したものの、日置さんは竹を縦に割ってその間にかごを入れ、花をあしらった作品で、佐藤さんは竹を碁盤の目に組み、その中にかごを入れた作品でそれぞれ賞を射止めた。

 これまでも全道、全国規模の大会で入賞はあるものの、全国1位は初めてという日置さんは「競技中は自分の作品を作ろうと必死でした。狙っていた1位がやっと取れました」とにっこり。佐藤さんも「入賞できて良かった。これを励みに仕事に生かしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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