函館江差自動車道の緑化基本計画を策定
update 2003/3/7 10:27
函館開発建設部は6日までに、24日に一部開通する「函館江差自動車道」の道路緑化基本計画を策定した。「田園地帯に調和した緑のネットワークづくり」を基本コンセプトに、函館IC―富川IC間約13キロを8地域、4パターンに分類。道南になじみの樹種を選定し、IC周辺に常緑樹を植えて交通安全機能を持たせるなどの緑化方針を打ち出した。9月から植栽に着手、将来的には緑に包まれた並木道路がお目見えする。
同基本計画は、学識経験者らと同開建で組織する検討委員会(委員長・斎藤新一郎専大道短大教授)が策定。24日に開通する函館IC―上磯IC間8・4キロに加え、整備区間になっている富川ICまでを対象にしている。
基本方針として〈1〉IC周辺の交通安全機能の充実〈2〉周辺環境との調和〈3〉農地への影響に配慮〈4〉郷土種、定着した移入種による植栽―の4項目を掲げ、対象区間を函館IC、西桔梗、大野IC、荻野・一本木、押上・富川などの8ゾーンに分類。さらに周辺環境から、緑化パターンを振り分けた。
4カ所のIC周辺には、スムーズに一般道に降りられるよう視線誘導するために、トドマツなどの常緑針葉樹を列状に植栽。道南なじみの樹種や各町の木などをランドマークにする。
また、西桔梗ゾーンの4車線区間は農地の日当たりに配慮し、南側が全面植栽、北側には背丈の低い樹林を50ミリ間隔で配置する。荻野・一本木ゾーンなど暫定2車線区間は南側を全面植栽し、道路用地で植えられない北側にチップを敷いて、雑草の繁殖を抑制する。
ICなど作業のしやすいゾーンでは、住民参加の植樹も検討している。
提供 - 函館新聞社
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