コンビニ新サービス続々
update 2003/3/5 10:40
コンビニエンスストアがますます便利に―。今年に入って、大手コンビニエンスストアが相次いでサービスを拡充している。ローソンでは全店舗内にポストを設置。セブンイレブンでは、全店、通信回線機能を備えたコピー機による資格検定申し込み受け付けサービスなどをスタートさせ、サンクスでもチケットの直接発券を開始した。函館の消費者からも、これらの動きを歓迎する声が上がっており、コンビニエンスストアは今後ますます、市民生活に浸透しそうだ。
ローソンでは、今年1月1日から、手紙を出す機会の多い中高年世代をターゲットに、全店のカウンター前に縦70センチ、横30センチの郵便ポストを設置。同社本部によると、函館での認知度も徐々に上がってきており、同ポストの利用者数は設置当初の5倍近くになったという。ローソン近郊に住む高齢者などからは「近くにポストが出来て便利になった」との声が聞かれ、高齢化社会に対応したサービスとして好評となっている。
セブンイレブンでは2月3日から、店内のコピー機を活用したサービスを開始。回線を利用してチケットぴあが取り扱うチケットの予約・発券ができるようになったほか、漢字や英語などの資格検定申し込みが可能に。東京ディズニーランドなどのチケットが買えるほか、電話で購入したJALの航空券の代金支払いもできる。同社本部によると、利用者からは「慣れ親しんだコピー機でいろいろなサービスを受けられるのがいい。使いやすくて便利」といった声が上がっているという。
サンクスでは2月1日から、チケットぴあで取り扱うチケットを対面方式で店員が直接発券。「温かみのあるサービス」を推進している。機械類の操作に不安を持つ中高年者層などからは、早くも高い支持を得ているという。
ニーズの多様化に合わせ、“進化”する「コンビニ」。首都圏で店舗を広げているコンビニエンスストアのam/pmでは、不在時の郵便物などを各店舗に転送するサービスを14日から開始する。ネットで買い物をするときなど、自宅を公表せずに済み、需要は大きいと思われる。残念ながら同店は北海道にはないが、他のコンビニエンスストアの追随も十分に考えられ、し烈なサービス競争は、今後ますます消費者の生活を便利にしてくれそうだ。
提供 - 函館新聞社
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