「ななえ健康プラン21」素案まとまる

update 2003/3/4 10:48

 七飯町はこのほど、新年度から2010年度まで8年間の町民の健康増進の目標値を定めた町健康づくり基本計画「ななえ健康プラン21」の素案をまとめた。栄養・食生活、生活習慣病予防、喫煙など9項目について、現在の町民の健康状態と計画最終年度での目標値をそれぞれ数値化、今後の健康指導や運動教室など具体的な事業実施に向けた基本指針とする。6日には同計画策定委員会が発足し、素案内容にさらに検討を加え、今月中にも完成させる予定。

 同計画は国が疾病予防、生活習慣改善を目的に定めた計画「健康日本21」に沿って、各市町村に策定が義務づけられている。七飯の場合、策定作業にあたって業者委託はせず、町民各層でつくる懇話会や役場職員によるワーキンググループが昨年7月から手作業でまとめてきた。

 計画では、町民3000人を対象に実施したアンケート調査(回答率42・4%)や健康診査の結果などから実態を算出し、その数値と目標値を併記。身体活動・運動では運動習慣のある人が現在男女とも50%弱だが、10年度には男性60%、女性55%とする。歯科面では12歳児の虫歯の本数を現在の4・2本から2本に半減させ、歯周病にかかる人の割合を男女とも約10%下げて各20%に定めた。

 また、し好については、成人の喫煙の割合が現在、男性51・3%、女性18%だが、目標値では男性20%、女性10%と大幅に削減。町内の公共施設と町内企業の分煙化の割合は目標をそれぞれ100%に定めるなど、町民の意識改善を大胆に促す内容とした。

 策定委員会は町内の医師や町内会、企業関係者ら11人で構成。初会合では水嶋清町長から委嘱状の交付を受け、素案をたたき台に協議する。町保健福祉課は「具体的な目標を定めることで、今後の健康増進施策も進めやすくなる。住民参加型で策定したので、町民の意識向上にもつながれば」としている。

提供 - 函館新聞社



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