摩周丸が化粧直し終え若松ふ頭に戻る
update 2003/3/4 10:47
船体の塗装改修工事を終えた旧青函連絡船「摩周丸」が3日午前、函館どつくから函館港の若松ふ頭に戻った。雪交じりの雨が降るあいにくの天候となったが、岸壁には多くの市民や関係者が駆け付け、鮮やかな青色と白色に輝く船体に化粧直しされた摩周丸の設置作業を見守った。今後、船内展示室の改装工事などが行われ、4月19日にリニューアルオープンする。
摩周丸は函館市が買い取り、1月17日に船体再整備のため、函館どつくに移動。さびなどが目立っていた船体の再塗装、窓枠の補修に加え、煙突の「JNR」(旧国鉄の略称)マークや汽笛の復活作業も行われた。
摩周丸はこの日、午前8時50分、タグボート4隻でえい航され、函館どつくを出発した。元摩周丸船長、千葉辰見さんら作業員10人余りが乗り込んで誘導に当たり、同9時半すぎ、無事にふ頭に着岸。関係者がロープやタラップを岸壁とつなぐ係留作業などを進めた。
NPO法人「語りつぐ青函連絡船の会」の石黒隆理事長は約1カ月半ぶりにふ頭に戻った摩周丸を見上げ「見違えるようにきれいになり感激。今後、汽笛が定時に鳴るまちになれば、うれしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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