農村・農業の魅力を紹介

update 2003/3/2 17:12

　消費者と生産者の交流を紹介する「グリーン・ツーリズムフォーラム」が、１日午後１時半から函館国際ホテルで開かれた。ＦＭいるかが昨年実施した稲作体験会の報告、体験会に参加した消費者やグリーン・ツーリズムに取り組む農業者との語り合いを通し、農業・農村への理解を深めた。

　渡島支庁の主催。「心のふれあいと感動を渡島の農村からあなたに―体験しよう！渡島の農業」をテーマに、約１５０人が参加した。

　最初に、ＦＭいるかの寺尾修一ディレクターと体験会を受け入れた七飯町の農業、本宿和之さんが、トーク形式で体験会の様子や農業へのこだわりなどを紹介。本宿さんは「農産物は丹精込めて作っており、味に自信を持っている。農業の素晴らしさ、道南でも安全でおいしい農産物がとれることを広くアピールしたい」と述べた。

　続いて、体験会参加者の岸本和子さん（七飯）松木弘恵さん（函館）と、グリーン・ツーリズムに取り組む小林石男さん（八雲）東寺百合子さん（上磯）池田誠悦さん（七飯）の５人がパネリストを務め、農業体験の魅力などを意見交換。参加者側は「子供が成長していく過程で農業体験は良い経験になる」などとグリーン・ツーリズムの推進を期待、生産者側は「今、大事なのは消費者との信頼関係。グリーン・ツーリズムを通し、より消費者と近づきたい」などと語った。

提供 - 函館新聞社

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