「もりの家」あす開所

update 2003/2/28 10:38

 森町内上台町で森の里病院を運営する、医療法人社団森生会(谷内敏雄理事長)は同病院隣地に痴ほう性高齢者グループホームのもりの家(武田定男施設長)を建設、3月1日に開所する。痴ほう性高齢者グループホームとしては町内初めてで、同施設は「病院に隣接するので、家庭的なグループホームの利点と、万が一の際の安心感の両方が得られる」としている。

 同病院は100床ある病床すべてを、長期治療を要する慢性疾患の患者向けの長期療養型病床として展開、入院患者のほとんどが高齢者となっている。中には軽度な痴ほう症の患者もいることから、必要に応じた介護と自立した生活を提供することを目的に、グループホームを整備した。

 病院隣の町有地を町から借りて建設、木造平屋建てで延べ床面積は602・91平方メートル。定員18人。グループ単位で細やかなケアをするユニットケア方式を採用、1ユニット9人で建物中央部の入り口から左右対称にベッドとテレビを備えた個室を配置する。

 総事業費は1億4000万円で、うち4000万円は国から補助を受ける。入居者は当初12人でスタート、その後4人の入所が決まっており、2人が審査中。1日午前11時から開所式を行い、関係者約60人が出席する予定。

 同施設は「病院隣接の立地条件を生かし、将来的にはデイケア、ショートステイの実施も考えていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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