4カ月ぶり求人倍率上昇
update 2003/2/28 10:37
函館公共職業安定所がまとめた同職安管内(渡島、桧山管内)の1月の雇用失業情勢によると、月間有効求人倍率は0・43倍で、前年同月に比べ0・01ポイント上昇した。昨年9月以来、4カ月ぶりのプラスとなったが、新規求人数の減少は続いており、同職安では「厳しい雇用状況は変わっていない」としている。
1月の新規求人数は1980人で、前年同月比190人、8・8%の減少。産業別では建設業が同23・6%(43人)増、運輸・通信業が同50・0%(53人)増、サービス業が同3・0%(23人)増となった一方で、食料品を中心に製造業は同49・0%(169人)減、卸売・小売業・飲食店も同20・7%(133人)減と落ち込みが大きかった。
新規求人数は昨年3月から同7月を除き、前年同月比マイナスが続いている。このため、月間有効求人数も今年度に入りマイナスが続いており、1月は4156人、前年同月比214人、4・9%減となった。
一方、新規求職者数は2957人で、同46人、1・5%減と3カ月連続の減少。函館職安では「雇用保険制度の改正で、2001年4月1日以降、離職理由で給付日数が変わった影響が考えられる。減少幅も小さく、雇用情勢は依然、厳しい」とみている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。