合併問題について広報紙で市民意見募集

update 2003/2/26 10:25

　函館市役所内の市町村合併調査室（梅田誠治室長）は、市の広報紙「市政はこだて」３月号で、函館市と渡島東部４町村（戸井・恵山・椴法華・南茅部）の合併問題についての意見を市民から募集する。４町村に比べ住民への説明に遅れがみられることなどから実施するもので、同調査室では「合併の是非も含めて、幅広い意見を市民からいただきたい」としている。

　４町村では以前から合併問題に関する住民説明会が開かれているのに対し、４町村と人口格差のある市では説明会開催が難しく、「住民説明が遅れている部分がある」（同調査室）として実施することにした。

　意見募集には、市内のほぼ全戸に行き渡る同紙を使用。裏表１ページを使い、市民に自由に意見を書いてもらう形式をとり、項目を設けてのアンケートは行わない。ページは切り取り、点線に沿って折りたたむとそのまま料金受取人払い封筒となり、同調査室に送られる。３月いっぱい募集するほか、ファクス（２３・４４０１）でも意見を受け付ける。同調査室では「市民からの意見を参考にしながら、今後の検討に生かしていきたい」と話している。

　合併調査室は今月１７日から、市職員６人と４町村の職員４人の１０人体制で市役所４階に設置。行政サービスの低下などといった住民不安への対応などを協議するほか、任意・法定協議会の設置を検討する。

提供 - 函館新聞社

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