来月9日「キッズ・アドベンチャーinはこだて」

update 2003/2/25 10:23

　子供のうちからの起業家教育を目的とした「キッズ・ベンチャーｉｎはこだて」が、３月９日午後１時からＪＲ函館駅コンコースで開かれる。子供たちに経済の仕組みを学んでもらい、実際に販売などにも取り組んでもらおうとの試み。函館では初めての開催で、市内や近郊の小中学生５２人が参加する。

　函館発明協会、函館市発明工夫教育研究会、函館市で組織する実行委員会が主催する。

　同イベントは、早い段階からの起業家教育の必要性が叫ばれる中、明日の北海道を担う子供たちに経済を学び、独創性を育んでもらうもの。道経済産業局などが呼び掛け、道内ではこれまで札幌をはじめ、岩見沢、小樽、滝川などで実施されている。

　函館では小学４年―中学２年の５２人が参加。１０グループに分かれ、ビーズアクセサリーやキーホルダー、ろうそくなどの販売体験に臨む。グループごとに仕入れ、販売、決算を体験し、経済の仕組みを学ぶ流れとなっている。

　今月上旬には勉強会が開かれ、子供たちは既に材料の買い出しを進めるなど準備着々。チャレンジ補助金などで起業家振興施策を進める市にとっては、将来への布石を打つうえでも絶好の機会となりそうだ。

提供 - 函館新聞社

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