湯の川温泉で暴力追放宣言
update 2003/2/25 10:20
函館湯の川温泉旅館協同組合(河内孝夫理事長)は24日、湯の川プリンスホテル渚亭で暴力追放宣言式を行った。函館中央署によると、旅館協同組合が団結し、暴力の排除を宣言するのは道内では初めて。今後、同組合加盟のホテル、旅館は立て看板の設置などを通して、湯の川地区の浴場から暴力を排除していくことにしている。
式では、同組合の金道太郎副理事長が「(宿泊客の)安全を確保しないことには商売はできない」とあいさつ。来賓として出席した函館中央地区暴力追放運動推進協議会の鈴木慎太郎会長も「暴力団につけ入るすきを与えず、協力して事件事故を未然に防ごう」と呼び掛けた。
また、函館中央署の五十嵐敏明署長は「函館を起爆剤に道内から暴力団を排除しよう」と訴え、同組合の今後の取り組みについてバックアップを約束。続く暴力追放宣言では、金道副理事長が組合を代表して「住民、観光客が安心して温泉を楽しめるよう、暴力団の根絶に全力を尽くす」と宣言した。
同組合は、湯の川地区の28のホテルや旅館が加盟している。手始めとして3月7日までに全加盟店で、入れ墨のある人に退場を求める立て看板やプレートなどを設置。安心して利用できる浴場づくりを目指す。
提供 - 函館新聞社
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