懸案の移転補償が決着
update 2003/2/24 10:48
函館駅前土地区画整理事業の今年度分のうち、地権者間の協議・調整に時間がかかっていた移転補償の1件が、このほど交渉を終えた。新年度に建物を取り壊し、移転する。函館市は「これで新年度事業に影響を及ぼさないよう移転できる」(駅周辺整備事務局)としており、新年度には残る移転物件の交渉とともに、駅前広場の実質的な工事に着手する。
移転補償の交渉は、駅前広場を整備する際に支障となる民間建物の地権者などに移転を求めるもので、交渉が長引いていたのは国道沿いにある今年度分3件のうちの1件。
2件については既に交渉が成立し、建物解体後に移転を終えている。残る1件は複数の権利者がいることから、当事者間の調整が長引いたが、このほど協議が整い、建物移転のめどがついた。
市は26日に開会予定の定例市議会に、移転補償費の補正予算を提案する。新年度に繰り越して予算執行できる繰越明許費として議決を得た後、新年度に移転先を決め、建物を取り壊す。
新年度はさらに、3件の移転補償を予定しているほか、駅前広場ではバスターミナルなどの整備に着手、新駅舎も6月下旬にオープンの予定。現在、周辺の道路整備も順調に進んでおり、2005年3月の工事完了に向け、整備の速度が早まりそうだ。
提供 - 函館新聞社
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