3地区の飲食店網羅したガイドマップ作製へ

update 2003/2/24 10:47

　函館市電終点の湯川、弁天、谷地頭３町の商店主らが意見交換する「市電終点サミット」（湯川商店街振興組合主催）が２３日、湯の川観光ホテルで開かれ、３地区の飲食店を網羅したガイドマップを作製することで合意した。１０月に函館で開かれる「全国路面電車サミット」に向け、電停などで配布する考えだ。

　終点サミットは昨年４月に続いて２回目で、３町の商店主や市職員ら約３０人が出席。新年度の協同事業として、湯川地区が、観光客向けに飲食店を紹介するガイドマップ作製を提案した。

　「どこを掲載するかで、利害関係が出るのでは」などの意見もあったが、弁天、谷地頭両地区ともおおむね同意。路面電車サミット開催までに完成させ、電停や車内に置く。

　また、市に対しては全国路面電車サミットの期間中、市電運賃を、終点同士の区間を利用した場合、一律１００円に割り引くよう要望。これに対し、市交通局運輸課の福島正義課長は、商店街などとタイアップし、買い物客に乗車割引券を配布する形で、サミット実行委が検討していることを明らかにした。

　このほか、貸し切り電車を利用した歴史写真の展示や、車内結婚式など昨年の各地区の取り組みを報告。観光振興、地域活性化について意見を交わし、協力を確認した。

　湯川商店街振興組合の工藤三雄理事長は「今年は電車サミットの年。終点として互いに連携し、全国から来るお客さまを快く迎えたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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