函館―上磯IC間8・4キロ、来月開通

update 2003/2/22 17:37

 函館開建が建設を進める高規格道路「函館江差自動車道」の函館IC(函館市石川町)―上磯IC(上磯町中野通)間8・4キロが、3月24日午後2時半に開通することが決まった。同道路最初の開通区間として暫定2車線で供用、函館ICで函館新道と接続し、函館圏の高速交通ネットワーク形成の一翼を担う。国道228号の混雑解消や所要時間の短縮などの効果が期待される。

 函館江差道は函館新道の函館ICから大野、上磯、木古内、上ノ国を経て江差までを結ぶ約70キロの自動車専用道路で、1990年に事業化。函館IC―上磯IC間は舗装工事などをほぼ終え、照明や情報板など電気施設を取り付ける仕上げに入っている。

 最高速度は80キロで、所要時間は現行の20分から5分程度短縮。函館新道を通して、七飯方面と1本の自動車道でつながる。開通日は午前10時半から函館ICで記念式典を行い、地元関係者がパレードし、テープカットで門出を祝う。

 上磯ICから先は、木古内ICまでの26キロが既に事業化。上磯IC―茂辺地IC間(10キロ)で橋りょう工事などを進めており、3、4年後には富川ICまで供用を開始し、木古内ICまで順次開通する。

 全線開通すれば、函館から木古内までの所要時間は32分短縮されて39分、江差までは46分短縮となって1時間5分になる見通し。将来的には函館ICで、函館空港に向かう函館新外環状道路(15キロ)とも接続し、道南の高速交通ネットワークを形成する。

 また、函館江差道の開通に先立ち、産業道路をまたぎ、国道5号と函館ICを結ぶ昭和高架橋(687メートル)の七飯方面から函館方面に向かう車線が、3月下旬に開通する。

提供 - 函館新聞社



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