サクラ開花予想発表回数3回に
update 2003/2/22 17:28
函館海洋気象台は、今年の道南のサクラの開花予想回数を、昨年までの2回から3回に増やすと発表した。気温変化などによる開花時期のずれに対応する全国的措置の一環。北海道地方は4月9日から1週間ごとの発表となる。
気象庁では、昨年までは3月初めから4月の終わりにかけて、間隔と曜日を定めずに全国で5回、各地域で2回の発表をしていた。しかし、昨年、全国的な高温で開花が各地で大幅に早まったため、今年は開化状況の変化に的確に対応しようと、間隔を短くして発表することにした。
今年からは全国の開花時期に合わせ、3月第1週から4月第4週までの毎週水曜に計8回の予想を発表。北海道地方は第6―8回(4月9、16、23日)の3回となる。また、天候や開花の状況により、発表の開始や終了時期を早めるほか、予想回数も増やす。
道南では昨年、松前のオオヤマザクラが平年より12日早い4月14日に開花。函館では五稜郭公園のソメイヨシノが観測史上最も早く、平年より15日早い同18日に咲いている。札幌管区気象台の昨年の道内の開花予想は同10日に第1回(函館・江差の開花予想は同19日)が発表されたが、第2回(同24日)の発表まで2週間空いた経緯がある。
サクラは夏に、翌春に咲く花芽を形成して休眠に入り、冬の低温に一定期間さらされると休眠から覚める(休眠打破)。開花予想日は過去の開花日と気温に、前年秋からの気温経過と気温予報を当てはめて予想する。
提供 - 函館新聞社
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