知事選に磯田氏出馬表明

update 2003/2/21 10:41

 前道副知事の磯田憲一氏(57)は20日、札幌市内で記者会見し、4月の知事選への出馬を正式に表明した。磯田氏は中央に依存することなく、本道の再生と自立を目指す「北海道主義」を宣言し、「北海道で暮らす喜びをみんなで分かち合いたい」と訴えた。

 磯田氏は立候補を決めた理由について「候補選考が政党の論理や枠組みで進められ、これでいいのかという思いが端緒」と説明。「草の根選挙に徹し、選挙資金はすべてカンパで賄い、企業からの献金は受けない」と述べ、政党や組織に頼らない考えを示した。

 具体的な政策については示さず「多くの道民と語り合いながら、今後具体化したい。今大切なのは理念を共有すること」と強調。理念として〈1〉生きがいを実感できる社会〈2〉自然など美を創造する北海道―など5点を挙げた。中央依存脱却を宣言する「北海道憲章」の制定を目指すほか、地域の実態を把握するため、支庁に知事執務室を設ける意向を明らかにした。

 磯田氏は旭川市出身。明大法学部卒業後、1967年に道庁入り。渡島支庁地方部長、総合企画部長などを経て、2001年から今月6日まで副知事を務めた。

 知事選には、共産党が推薦する道教組委員長の若山俊六(64)、道議会議長の酒井芳秀(58)=自民党、日高管内=、自民党が推す前道経済産業局長の高橋はるみ(49)の3氏が既に出馬を表明。元衆院議員で弁護士の伊東秀子氏(59)も立候補に前向きな姿勢をみせている。

提供 - 函館新聞社



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