函館駅の100年1冊に
update 2003/2/20 10:45
JR函館駅(馬場雅史駅長)は、同駅100周念記念誌「函館驛 写真で綴(つづ)る100年の歩み」を発刊した。青函連絡船、駅桟橋、駅舎などの鉄道風景や出来事を約500枚の写真を中心にまとめ、1世紀にわたる同駅の歴史を伝えている。
函館駅は1902(明治35)年開業。当初は海岸町に駅舎が建てられたが、1904年に現在地に移転。14年にはルネッサンス様式の建物に新築したが、火災で焼失。3代目の現駅舎は42年に完成した。
同駅では昨年12月の開業100周年を記念し、昨春から記念誌製作のプロジェクトチームを編成。OBや親族、市民からの提供も含め、資料や写真の収集を進めた。
駅舎や旅客列車、駅前周辺などの移り変わり、札幌冬季オリンピックの聖火引継式や十勝沖地震での破損、制服や構内作業の変遷など、さまざまな角度から函館駅の歴史を編さん。また、終戦直後、占領軍管理下に置かれ「進駐軍専任の駅務係を配置していた」など、駅にまつわるエピソードも「こぼれ話」として散りばめている。
A4判、144ページ。表紙には国鉄時代のキップの字模様をデザイン。希望者には3000円で分けている。問い合わせは同駅TEL23-2122。
提供 - 函館新聞社
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