布目のイカ塩辛「海響」が準大賞

update 2003/2/19 11:48

 大阪府で開かれた品評会「第52回全国水産加工たべもの展」(同運営委=大阪府など=主催)で、布目(函館市弁天町17、石黒義男社長)の蒸しゴロ入り刺身イカ塩辛「海響(かいきょう)」が、準グランプリの水産庁長官賞に選ばれた。昨年の「社長のいか塩辛」に続き、2年連続の同長官賞受賞。同社では「これからもこだわりの製品づくりを続けていきたい」と喜びを語っている。

 同展は、全国各地の水産加工品を一堂に展示し、つくだ煮や加工昆布、珍味など6部門で味わいや加工技術などを審査する選評会。今年は全国各地から2633点が出品され、14日に行われた品評会で、最高位の農林水産大臣賞6点、水産庁長官賞30点を選出した。道南からは60点が受賞した大阪府知事賞にも5社5品が選ばれている。

 布目の「海響」は昨年10月に発売した新商品。スルメイカは胴体の皮をむいて使っているほか、生のゴロ(内臓)は一度蒸して熱を通し、無駄な脂分を落とした。香ばしく、スッキリした味わいが特徴。

 塩辛の低価格化が進む中、「逆に価格が高くてもこだわった製品をつくろうと考えました」と同社。「海響」のネーミングは、その味が「海や舌、心にまで響くことを願って」(同社)付けたという。200グラム入り398円。同社では「ぜひ、一度味わってもらいたい」と話している。

 道南関係のその他の入賞品は次の通り
▽大阪府知事賞=道南伝統食品協同組合(南茅部町大船600)「とろろ昆布」、兼八水産(豊川町27)「函館の便り 数の子おふくろ」、竹田食品(浅野町3)「ししゃもゴマ漬け」、マルナマ食品(日の出町12)「いかめし」、カワショク(西桔梗町862)「粒うに入り塩辛」

提供 - 函館新聞社



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